気象庁の予報では、今年末までは暖かい冬にでしたが、
来年初め頃に、厳しい寒波が襲ってくる見通しになるそうです。
寒さが身に染みる年始を迎えましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
お正月を休まれた方、働いていた方、色々な過ごし方があると思いますが、
私は、福島県北部の都市、福島市にある「飯坂温泉」へ足を運びました。
体の芯まで冷えた体を温めるのは、温泉が一番だと思い、
「温泉情報共有マップくん」を頼り、温泉を検索しました!

効果に期待大の「飯坂温泉」
飯坂温泉は日本で初めて「ラジウム」の存在を確認された温泉になります。
「ラヂウム温泉」を、聞いたことはありますか?
ラジウム温泉とは、ラドン元素とトロン元素を一定量以上含んでおり、
温泉水が地表に湧き出てくる途中で、放射性のウランやトリウムを多く含む岩石を通過することで、
これらの物質に由来するラジウムやラドンを溶かしこんだ温泉のことです。
聞きなれない言葉が多く登場しましたが、身体によい成分が強く含まれており、
体内に多くの成分を吸収し、血液や細胞に新陳代謝を促す効果が期待できます。
新陳代謝を促進させる事により、神経痛などの病気に対しても効果を発揮するといわれています。
また、飲泉として、痛風、糖尿病、リュウマチ、神経痛、婦人病、高血圧などに効果が
あるといわれます。
地元に古くから愛される温泉
飯坂温泉の歴史は縄文時代にまで遡ります。
縄文時代には、“病にかかった「佐波子湯」が温泉に浸かった所たちまち元気になった。”
と、歴史書に記載されており、当時から温泉の効果は本物だったとされています。
農民、庶民などにも重宝されてきましたが、世に知れ渡るようになったのは江戸時代中期の頃から、
各街道が整備されたことにより、周辺の庶民に加え、多くの旅人も訪れるようになりました。
中でも、「松尾芭蕉」の奥の細道の中で、「飯塚」として記され、知名度を浸透させたようです。
※芭蕉は奥の細道において飯坂のことを飯塚と記しています
小さな村から愛される温泉地へ
「飯坂」という地名はこの辺りが「飯坂村」と呼ばれたことに、因んでいます。
これがいつしか「飯坂村の温泉」、すなわち「飯坂温泉」と呼ばれるようになりました。
飯坂温泉を訪れた、俳人・歌人としては芭蕉の他、
正岡子規、与謝野晶子も訪れており、飯坂を詠んだ句碑等が建てられていいます。
さらに、ヘレン・ケラーは1937年飯坂温泉に宿泊をしたのをはじめ、2度訪れています。
また、昭和天皇をはじめ、皇族の皆様も訪れています。
地元民だけではなく、著名人にも愛され続ける珍しいラヂウム温泉を、
楽しんでみてはいかがでしょうか?
飯坂温泉には欠かせない『ラヂウム温泉卵』
私鉄福島交通飯坂線の「飯坂温泉駅」から徒歩2分にある、「阿部留商店」には、
ラヂウム温泉で作られた温泉玉子「ラヂウム玉子」があります。
温泉特有のほのかな香りに包まれ、黄身は固めの半熟、白身はとろっと半熟。
濃厚な黄身の味わいと、まろやかな白身の味わいを感じることができます。
飯坂温泉に来たからには、福島で欠かせない食卓文化の味ですので、
立ち寄った際には、ご賞味してみては、いかがでしょうか?
知らない土地を知り、温泉を楽しむ
「温泉情報共有マップくん」というアプリを使用すると、私の知らない温泉を教えてくれます。
アプリを開くと、開店時間から閉店時間まで検索でき、
さらには、岩盤浴、サウナ、タオルやシャンプー等の貸し出しまで検索出来ます。
泉質まで検索に含まれているので、今自分に必要な温泉をピックアップできので、
行きたい温泉がすぐに見つかります。
GPS機能も付いているので、初めて訪れる場所も安心して温泉へ到着できます。
「温泉情報共有マップくん」を通して、素敵な温泉に巡り合えると嬉しいです、
よければ、活用してみてくださいね!
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